タカハシ FC-100DZ 月を撮る (2020.10.24)

修理から戻ってきてのファーストショット。
気流の状態があまり良くなく、直接焦点撮影なので修理前との違いはわからないだろうと思っていたのですが、拡大率が低くても差はわかるものですね。
ピントの山が掴みやすく、切れ味の良い写真となりました。


タカハシFC-100DZ + OLYMPUS PEN-F(直接焦点撮影)
気流があまり良くなくて月縁が波打っています

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タカハシ どうした⁈ FC-100DZ(4)修理調整後の見え味はどうか

晴れたので星像チェックです。天頂付近にあるアルタイルを見てみます。
気流が完璧ではないので恒星のジフラクションリングはちりぢりですが、エアリーディスク は400倍で綺麗な円盤状で色ズレは見られません。
この倍率での焦点内外像は修理前は対称性が低かったのですが、修理後はまったくの対称です。内像、外像からは綺麗な円形を保ったまま焦点像にたどり着きます。ビクセンFL102S、TeleVue102でもこれほど良い対称性ではなかったように記憶しています。
また高倍率でのベガなどの青白い星や遠方の水銀灯で、僅かにまとわりつく青い滲みが消え、すっきりとした見え味です。これが本来の性能なのでしょう。
木星は最盛期より見かけ視界が15%ほど小さいですが、一瞬気流が落ち着くと縞のかなりの細部が見えます。
土星も環の輪郭もハッキリしていてカッシーニの空隙も驚くほど黒々と綺麗に見えます。
気流が良くない中でも、これまでとは異なる良い星像を見せてくれました。

タカハシ どうした⁈ FC-100DZ(3)

修理に出していた FC-100DZ が戻ってきました。
私が確認していた不具合をタカハシでも確認され、修理(調整)完了です。

生憎の天候で星を見ていないので、まずはタカハシの所見です。
・セル内のレンズの固定にズレが生じたために、製品基準を下回る状態となっていた
・ズレを生じるケースは希である
・レンズの固定になにか瑕疵があったものと思われる
とのことでした。

処置としては、対物レンズは芯出し再調整とのことでした。
再調整の結果は、出荷基準を満足しているとのことです。

なぜズレが生じるようなことになったかは気になるところですが、ここはタカハシでの工程管理の話ですので最終的に改善されればいいと思います。
レンズは綺麗な状態になって帰ってきましたし。

ところで、FC-100DZ でニュートンリングが見えない と書きましたが、
“2枚のレンズの適正離隔では見えない”というのが正解だそうです(若干の個体差はあるようです)。
戻ってきたレンズをよくよく見るとコーティングの反射光に隠れてしまうぐらいの極めて淡いニュートンリングが真ん中に見られました。見えると言えば見える、見えないと言えば見えないというレベルです。

本来の性能は如何程でしょうか。
火星、木星、土星の見頃は去りつつありますが、好天が待ち遠しいです。

また、軽微なドローチューブの遊びも調整されて、往年のタカハシらしい重さと滑らかさが共存したいい感じになっていました。

タカハシの対応ですが、
修理品の到着から、修理方針等を逐次連絡いただいてユーザーを大事にするとても満足できるものでした。さすがです。


特に指示はしなかったのですが、ドローチューブの調整もなされていました。調整ネジにはしっかりとロックタイトが盛られています。

謎アイピース

謎肉ならぬ、謎アイピース。
某中古ショップで ”ミザール(?)”と販売されていたもの。
サークル M の刻印があります。このアイピース は初めて見ます。
モノはどう見てもビクセンのオルソ4ミリ(アッベ式)、もとをたどれば谷光学のアッベオルソアイピースですね。
このアイピースが販売されていたであろう時期に、”M” に思い当たるメーカーはありません。
海向こうのコミュニティ Cloudy Nights でもサークル ※※ は話題になるようで、
このサークル Mは、70年代のセレストロンに付属していたとか、モリヤ、だとかの情報があります。
どこのブランドなんでしょうね。
そうそう、造りも見え味もとても良いですよ。


サークル M のアイピース

こちらも以前、謎だったアイピース。古い天文ガイドの広告にありました。ミユキ光電が扱っていた R&Bブランド。
谷のアイピースですね。このアイピースもミザールK20(GT-68付属の十字線付)と同様に視野環に十字線が付けられるように4ヶ所切れ込みが入っています。


 

タカハシ どうした⁈ FC-100DZ(2)

一昨日はシーイングも良く、タカハシ FC-100DZでのエアリーディスク が楕円なのは、機械的なものか、気流によるものかをNikon 8センチアクロマートと見比べてみました。

夕方、すでに低空のアンタレスですが、Nikon 8センチはO-7のアイピース(171倍)でエアリーディスク は小さく真円に収束し、ジフラクションリングも綺麗に取り巻いています。色ずれは見られず、伴星がポチリとはっきりと見えます。
一方、タカハシ FC-100DZはというと、Or4アイピース(200倍)で やはりエアリーディスク がわずかに楕円で赤と青の色ずれが派手にあります。またジフラクションリングにムラがあって伴星は、、、見えません。
次に木星を見てみます。
Nikon 8センチでも大赤斑とその色が分かり、縞の細部と うねった様がよくわかります。やや黄色味を帯びた木星本体には衛星の影が落ちています。
タカハシ FC-100DZは一目で明るく、木星の縞の色味の違いまでわかるのは口径の威力です。しかし、コントラストがやや低く、Nikon 8センチと比べても細部が甘く縞の細部は見えてきません。心なしか木星が円形に近く見えます、天地に伸びている? う〜ん、コレは駄目です。気流や大気などの影響ではなく、どうやらレンズ周りに問題がありそうです。レンズ周りとなるとこれ以上どうにもなりません。

そこで、いま一度レンズ周りを見てみると、蛍光灯下でニュートンリングが見えません。
よくよく見ると極めて淡く、中心からかなり離れたところにありました。それもニュートンリングが二つ並んで見えます???
そして、錫箔周辺に周方向にレンズがズレたような汚れも見られます。

なので、タカハシでみてもらうことにしました。
火星接近なのに・・・しょうがないですね。

Nikon 7×50 トロピカル 良い双眼鏡です

ニコンの良心です。
ダハ式全盛で徐々にポロ式が減っていく中、ずっと作り続けられています。

性能はふつうに良く、色収差も少なくよく見え、機械的な作動も良いですね。
ニコンの7×50には、このトロピカルとSPがあり両機種使いましたが、今手元にあるのはこのトロピカルです。
どうやらSPは私には合わなかったようです。

SPはフラットナー入りでその影響かは分かりませんが、ピントの山が掴みにくく深度が浅いように思われました。
トロピカルの中央がシャープで周辺に向かってごく緩やかに崩れていく像は自然で、中央のシャープさはトロピカルの方が上に感じられました。
手持ちでは目を動かして周辺まで見ることはなく、三脚に据えて星を見ない限りSPの優位性は少ないように思えます。
コーティングはトロピカルはモノコートですが、6等星が楽に見える夜空での比較でも差はあるかと言えばあるような・・・という感じです。
手持ち主体の私の使い方では、120グラムほどトロピカルのほうが軽いのも良いですね。

タカハシ どうした⁈ FC-100DZ

タカハシ FC-100DZを購入して半年ほど経ちました。
これまでなかなか良い気流に恵まれなかったこともありますが、メーカーがいうほど良いレンズ、良い鏡筒とは思えません。
今年の天文ガイド5月号でも良いレビューがなされていますが、同じ2枚玉の、Televue102やVixenFL102Sに届いていないように思います。
また、いくつか問題も生じた(現在も生じている)のでその辺りを少し書いてみます。

月の写真を撮ろうとドローチューブの接続リングを外そうとしたら、鏡筒と接眼部が銀色の接続環のところで緩んでしまったのには驚きました。昔のタカハシは緩まないようにイモネジが設けられていましたが、今は無いようです。

また、ピント合わせでドローチューブが前後に移動する際に視野内の対象物が上下に大きく(木星2個分くらい)振れます。これはドロチューブのラックピニオンと反対側の押さえの調整がうまくなされていないのです。
この部分の調整用のイモネジ(ドローチューブストッパーの前後と鏡筒内側の計3カ所あります)はロックタイトで固定封止されていたので、とりあえず調整はされたのでしょうが、こんな状態で出荷されるとはいったいどうしたことでしょうか。出荷チェックはなされているんでしょうか?
ドローチューブをスムーズに出し入れさせるにはイモネジの締め込み加減を念入りに調整する必要があります。イモネジと格闘しました。視野内の上下動は無くなりましたが、ハンドルを動かすたびに、ラックの溝幅分でドローチューブが捻れるような動きをするのは気になります。

さらに困ったことです。これは今も格闘しています。
エアリーディスクが真円にならないのです、楕円なのです。

「いまだにこれは!という像に出会えていません」の原因はこれだったのでしょうか?

この現象と原因を確認するには気流の状態も関係するのでなかなか大変です。

今把握できている現象は、低空(高度40度くらいから)になると200倍程度でも明らかに楕円になるのです。
低空では大気の屈折があるのですが、これがエアリーディスクに影響を及ぼすのでしょうか?
これまで使ってきた望遠鏡ではそのようなことはなかったはず(たぶん。そもそも意識してなかった)。

天頂ミラーの有無、アイピース交換、接続リング締まり具合確認、などしましたが大勢に変化ありません。

もしやと思い、フードを外して対物レンズセル周りをチェックしました。
なんと、レンズセル部と鏡筒延長部の嵌合の締め込みが甘くガタガタしているではありませんか!いったいどうしたことでしょうか⁉︎
まったくもってタカハシらしくない。低品質です。

しっかりとセル部と鏡筒延長部を締めし直して星像チェックです。
うーん、少し良くはなったのですが、低空に向けるとやはりエアリーディスク はわずかに楕円になるのです。天頂付近でもわずかに楕円、エアリーディスク に色ズレが見られます。筒を向ける位置で変化するようです。
レンズの押さえか、レンズ自体のズレが発生しているのか。
気流の状態もずっとは安定していないのでなんとも言えないですし、外気温の影響もあるでしょうから、もう少し見極めを行う必要があります。


シルバーのリングと接眼部の緩みがみられました。
ドローチューブのガタつきがあってイモネジ部分の調整を強いられました。

レンズセル(先端2センチの部分)と鏡筒延長筒の接続部がしっかりねじ込まれておらず、ガタガタしていました。

ケンコー リアルツリー 8 × 30 DH

ケンコーのリアルツリー 8×30DHという双眼鏡です。
ミリタリーモデルには興味はないのですが、軽さと Made in Japanに惹かれて購入しました。
このクラスでIF式のピント合わせはユニークで防水仕様です。
フジノンのKF7×28Hと微妙にスペックは異なりますが、出自は同じでしょう。

結論を先に言いますと、IF式に抵抗がなければ「買ってもいいモデル」です。

さて、実際に使ってみます。
今現在、双眼鏡はNikonの7×50トロピカルしか手元にありませんので、比較する対象ではないのですが、この見え具合がある意味 私の中の今の基準となっています。

まず、外観を眺め、操作してみます。
持ってみると確かに軽いです。
眼幅合わせのヒンジやピントリングはかなり軽い力で動きます。
動き自体はとても滑らかで良いのですが、もう少し重みがあってもいいところです(この辺りは好みの範疇です)が本体が軽いのでこのぐらいが使用感のバランスが取れているのかもしれません。
アイカップは程よい深さで柔らかいです。眼鏡使用時には折り返す必要がありますが、Nikonのように力はいりません。
レンズは対物、接眼ともにマゼンタモノコートです。全面コートのような気はします。
プリズムも全面ではないようですがコートされているように思われます。
コーティングの色味はNikonの7×50トロピカルにとてもよく似ています。コーティングの質は良いようです。
マルチコートでないのは軍隊での使用も想定しているとのこと(前モデル)なので耐久性の良いマゼンタコートなのでしょう。
レンズ自体も外観から見ると質が良いものが使われているようです。レンズのコバ塗りもきちんとなされています。
見かけの視界はカタログの実視界と倍率から52度(旧JIS基準)ですが、手持ちの52度の望遠鏡アイピースと比べましたが寸分変わらない視界で偽り無しです。
ストラップはこの双眼鏡の軽さにはゴツすぎで、紐式のものでも良いでしょう。

実際に覗いてみます。
昼間の景色です。
パッと目、特別明るい視野ではないのですが、落ち着いた見え味で、普通によく見えます。
安価な双眼鏡はガラス玉を覗いたような、はっきりした色にじみがあり疲れるものが多々あるのですが本機はその点大丈夫です。
ピントの山は比較的つかみやすく、ダハ式にしてはピントに厚みがあって無限遠にピントを合わせるとかなり手前からピントが合っていて頻繁にピント調整をする必要は少ないです、これはIF式では利点です。
では見え具合を少し詳細にみてみます。
視野環はわずかに青にじみがありますがくっきりしています。
左右の光軸はとてもよく合っているようで遠方の細かな文字がはっきり読めます。視野のズレも少なくよく調整されています。
視野中央の解像感はとても良く、Nikonの7×50よりも倍率が高い分、遠景の細部はよく見えます。
色収差は、視野中央部では全くと言って良いほど感じられませんが、視野の20%あたりから少しずつ感じられるようになり、60%ぐらいからは逆光時や建物のエッジ部分にはっきりと色にじみが出てきます。目の位置にもやや敏感なようです。
視野の歪曲はごく軽い糸巻き型です。
良像範囲は25%ぐらいでしょうか。ただ、実際のところ対象物を凝視する場合、視野中央部(全体の10%に満たない範囲)しか見ていないので、手持ち前提ではこの良像範囲でも問題にはなりません。また、像の崩れは視界中央から周辺に向かって緩やかなので良像範囲の狭さは私は気になりませんでした。
視野全体のコントラストもまずまずでNikonの7×50トロピカルよりごくわずかに白っぽく感じるような気もしますが、倍率と口径が異なるのでその差かもしれません。
夕景です。辺りが暗くなり遠方の工場には水銀灯が灯っています。
視界はかなりクリアです。水銀灯に光条が少し現れるのでフェイズコートはされていない、あるいは効果が薄いのでしょう。この光条は以前使っていたNikon8×40Dよりも気にならないものです。近くの明るい水銀灯にはわずかなゴーストが見られます。こちらもNikon8×40Dより圧倒的に少ないです。
夜、星を見ます。
軽いので手持ちでも苦になりません。星はしっかり点像で、視野60%ぐらいまで十分実用域です。
口径が30ミリと小さく、ダハ式なので像は少し暗いようですが、空の暗いところなら微光星もそこそこ見えるのではないでしょうか。
手持ちでも木星はガリレオ衛星はよく見えました。土星は小さいながらも面積体で恒星との区別は出来ます。
満月では月の周りに少しフレアがあって、Nikonの7×50トロピカルのように月のバックがスコーンと抜けるような感じではありません。この辺りはポロ式には敵わないです。
また、月の周辺部には色ずれがわずかに見られます。

品質的にはMade in Japanですので安価だからという我慢はありません。
ただ、ケンコー製なので当たり外れはあるかもしれませんね。

リアルツリー 8×30DHのスペックですが、カタログ上は次のようになっています。

日本製
倍率:8倍
対物レンズ径:30mm
明るさ:16
実施界:6.5°
プリズム:ダハプリズム
ピント合わせ:IF(インディビデュアルフォーカス)式
防水性能:防水
色:迷彩柄
サイズ125x113x40
重量:340g
付属品:ケース、ストラップ


対物レンズのコーティング(左:リアルツリー 8×30DH 右:Nikon 7×50トロピカル)
色味はよく似ています。


接眼レンズのコーティング(左:リアルツリー 8×30DH 右:Nikon 7×50トロピカル)
こちらの色味もよく似ています。

タカハシ FC-100DZ 月を撮る (2020.8.28)

天候が不安定で、気流の状態はよくありませんでした。
拡大率は欲張らず、直接焦点撮影です。
数カット撮ったら、全天ベタ曇り。
直後に土砂降りの雨、早々に撤収して良かった。


タカハシFC-100DZ + OLYMPUS PEN-F(直接焦点撮影)

タカハシ FC-100DZ 月を撮る (2020.8.26)

今晩はFC-100DZで月を観望しました。
昨晩のNikon8センチもよく見えたのですが、フローライトの10センチはもう一段細部が見えます。
高度が低いわりに写真もキレよく写りました。

木星も見ました。
シーイングは今ひとつですが、縞のうねりや色味はよく見えます。
ただ、半年使っていますがいまだにこれは!という像に出会えていません。


タカハシFC-100DZ + バリエクステンダー + OLYMPUS PEN-F