コンテンツへスキップ

ボーグ77EDのバランスプレート考

2010年9月15日

ボーグ77EDを片持ちフォーク式赤道儀に取付けるには標準ではプラスチック製の鏡筒バンドにこれまたプラスチック製のアダプターEを介しておこなう。
ところが、77EDにファインダー(6倍30ミリ)なんか付けると、鏡筒バンドを目一杯接眼側にしても接眼側がわずかに重くバランスが合わない。
片持ちフォーク赤道儀は貧弱なのでバランスはきちんととりたい。

汎用プレートE(アルミ製)と鏡筒バンドを組み合わせるとわずかにバランス調整(前後10ミリぐらい)できるので接眼レンズによほど重いものを使わない限り、大方バランスは合う。おまけにアルミ製なのでプラスチック製のアダプターEに比べ格段に強度があって、しっかり固定できるので高倍率でも揺れが少なくなる。
3102-2010-09-15-20-16.jpg
汎用プレートE

一方、接眼部にカメラを取付ける場合は、さらに前後の調整代の大きいバランスプレートが必須となる。
ボーグからはアリガタのバランスプレートN(3108)が出ているが、これはいただけない。
3108-2010-09-15-20-16.jpg
バランスプレートN(3108)

僕も最初よく考えずに購入したのだが、アリガタの基本を押さえていないどうしようもない代物だ。
ファインダー台座のアリミゾにも使えるようにしたため、片持ちフォーク式赤道儀に使うと
(1)幅が全然足りない。
(2)アリガタとアリミゾの角度が合っていない。
(3)アリガタの抜け止めがない。
など、お粗末すぎる。
特に(1)は致命的でアリガタでありながら、片手で鏡筒をしっかり押さえながら取付けないとうまく取り付かないし、落下の危険さえある。僕は速攻で売り払ってしまった。

その点、以前のバランスプレート(3104)のほうがよくできていて、アリガタの基本はできている。アリガタとアリミゾの幅と角度が合っていて、ネジを緩めてもアリガタが脱落することがない。製造終了となっているため手に入りにくいが、ぜひとも再販してもらいたいものだ。
ただし、長さが10センチと少し短いうえ、鏡筒バンドを取付けようとするとプレートの長穴を利用してキャップ式カメラネジ1つで取付けるしかない。これでは固定が不十分で、なんらかの拍子にバンドごとくるっとお辞儀をしてしまうかもしれない。
borg_3104-2010-09-15-20-16.jpg
バランスプレート(3104)

だから、僕はオリジナルバランスプレートを作った(ボーグのアリガタは独自形状なので業界標準のビクセンサイズのアリガタは使えない)。
それがこれ。
20100915-1-2010-09-15-20-16.jpg

20100915-2-2010-09-15-20-16.jpg
オリジナルバランスプレート(表と裏)

アルミ製でインターネットにある加工業者に作業をお願いした。ただし、外形のフライス加工とネジ穴類の加工のみでアリガタの45度の部分は自分でヤスリで加工した(治具から作らないといけないので精密な加工はできないといわれた)。
わずか長手方向に幅2ミリ削るだけだが丸1日かかって案外面倒だった。
 
プレートのスペックだが
長さ13.5センチでボーグ純正の旧型より少し長く、新型より短い。汎用的なものならプレート長さをもっと長くするとよいが、それではボーグのコンパクトさが損なわれてしまう。
ネジ穴はタカハシ規格の35ミリ幅でM8が3カ所、カメラネジ用バカ穴(ザグリ付き)が1カ所、プレート抜け止め用のM3キャップボルト用が2カ所である。
 
自分で言うのもなんだが、使い勝手はすこぶる良い。タカハシのネジ穴を使って鏡筒バンドを取付けるためとてもしっかりとしている。
加工も8割がた加工業者なので見栄えも良い。
ちょっと高くついたが大満足の逸品である。

コメントする

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。