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ボーグ77EDⅡ の光軸を調整する

2010年6月10日

僕のボーグ77EDⅡだが視野中央の星を高倍率で見るとジフラクションリングの偏りがほんのわずか見られる。
星を視野中心よりすこし外すと偏りはなくなる。
光軸がわずかにずれているのか、対物2枚のレンズ間の芯がずれているのかはわからない。
光軸をチェックしてみても素人目にはずれはわからない。

エアリーディスクはちゃんと円盤像になっているので分解能的には問題ないと思われるし、事実、うしかい座のプルケリマもきれいに分離するし、おとめ座のポリマも分離こそできないが細長い姿はよくわかる。
わずかなジフラクションリングの偏りはたぶん規格内だろう。
ボーグに調整に出しても「問題ありません」で戻ってくるに違いない。
とはいっても、精神衛生上よろしくない。
 
ボーグ77EDⅡには光軸調整機構はついていない。
レンズセルもドローチューブも鏡筒にねじ込み式だ。
理屈的にはねじ込みの角度の分だけ筒には傾いて取り付くのだが、レンズセルもドローチューブ側も同じピッチであれば平行度は保てるはずだ。
問題はレンズがセルに対してわずかに傾いて付いている場合とドローチューブがわずかに傾いている場合だ。
どちらも、現在の加工精度からいえば問題ないはずだけど、どちらも公差ぎりぎりだと場合によっては僕のボーグの様に性能に影響が出ないまでも、ジフラクションリングの偏りが出る可能性がある。

で、もし傾いている場合、レンズセル、あるいはドローチューブのねじ込みのストップ位置を変えてやるとうまくいく可能性がある。
今回、写真のようなスペーサーを作ってレンズセルと鏡筒の間に入れてみた。
写真のものは紙が薄すぎてよれてしまって良くないので、実際にはちょっと高価な厚口の上質紙で作った。

これはうまくいった。ちょうど半周分ねじ込みストップ位置を調整すると、
視野中央でジフラクションリングが均質になった。エアリーディスクも円盤像でスペーサーによる悪さは出ていないようだ。
これで気分的にいい感じで観望できる。

さそり座のν(ダブルダブルスター)は明るい方(A-B)は角距離が狭いので分離できないが暗い方(C-D)はきれいに分離できる。
ただし、低空で透明度があまりよくなかったので8等級の暗いほうは見づらい。
が、口径の威力か、最新のコーティングの効果か、タカハシV-1の6.5センチより暗い星ははっきり見えた。

20100610-2010-06-10-19-55.jpg
スペーサー(これは薄過ぎてよれてかえって悪影響がでた)

追記)その後、いろいろ調べるとレンズユニットには問題ないことがわかりました。
天頂ミラーによるわずかなたわみ、鏡筒と接眼部の接続部分のあたり具合などなど、極めてわずかづつのずれが一方向に累積してしまったようです。接眼部を交換したら極めて良好になりましたね。
この現象は僕の場合だけだと思いますよ。(2011.2.1)

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