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Nikon 遊(初代)

Nikonの遊、初代です。6×15のポロプリズム機です。
某オークションで入手しました。
最近は5~6倍クラスの機種がチラホラと出てきていますが、低倍率の機種は扱いやすくイイですね。
現行「遊」は4×10の薄型のダハプリズム機ですが、本機種はポロプリズム機で小さくコロンとしています。
見え味はさすがニコンといったところで、中心はとてもシャープでピシッとした像は気持ちがいいです。周辺像も緩やかな崩れで気になるほどではありません。
視度調整も付いている(現行「遊」は視度調整機構はありません)ので使い勝手はいいです。
外装はオール樹脂で各パーツは接着されているようで分解してのメンテナンスは難しそうです。
幸い現時点で分解の必要性はありません。

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Nikon 初代 遊

Nikon Muette 双眼鏡

NikonのMuetteという双眼鏡です。
ちょくちょく某オークションで出ているのですが、なかなか詳細がわかりません。

ということで、入手してみました。
2000年頃のモノでしょうか。

4倍25ミリでシティグラスと称されています。
ガリレオ式の双眼鏡です、いわゆるオペラグラスですが、値札は9800円ととても高価です。

最初、この値段なのでダハ式と踏んでいたのですが、ガリレオ式でした。
少々がっかりですが、そこはニコン、この値段です、秘密がありました。
覗いてみるとガリレオ式のお決まりで見かけ視界がすっごく狭いです。目を押し当ててみるとそれでも実視界は9度ほどはあります。逆算すると見かけ視界は35度くらいでしょうか。
はじめ視界の狭さは別にして、あまりにスッキリと色収差なく見えるのでこれはどうしたことかと、対物レンズの清掃(内側にホコリと汚れの付着がありました)のため対物レンズを取り外してみると、これがなんときちんと両面コーティングされたアクロマートレンズだったのです!
対物レンズはアクロマートで、接眼レンズは複数構成の凹レンズ。内部には遮光絞りまで設けられています。高価なワケです。
なんで普通の双眼鏡にしなかったのか、不思議なぐらい手がかかっています。
レンズ構成が単純なので明るくゴーストも少なく夜景もスッキリ見えます。
星も見ましたが、肉眼より少し暗い星まで見え、そこそこ星は点になっています。光軸も合っています。

オペラグラスでもきちんと作ればよく見えるのです。さすがニコンといったところです。

4倍の双眼鏡には「遊」がありますが、中心付近の見え味は遜色ないです。が、ガリレオ式の宿命で「遊」にある広視界&コンパクトは望めません。
オペラグラスとしては高性能なんですが、生き残れませんね。

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TV-85 今晩の月(2017.8.30)

今月最後になってやっと晴れました。
月面はチリチリと細かい気流の揺らぎがありましたが、アンタレス伴星も見えていたのでシーイングとしてはまずまずでしょう。


TeleVue85 + UW9ミリ + Sony サイバーショットRX100
1000*1500Pixel


TeleVue85 + UW9ミリ + Sony サイバーショットRX100
1000*1778Pixel

Vixen HF7x17 双眼鏡

今年の夏も晴れません。

こんな時は機材拡充といきたいところですが、オーディオを新調してしまいましたので光学機器はこんな小物、Vixen HF7x17です。
星見用ではなく、旅行・観劇用に買いました。
本当は5倍が良かったのですがすでにディスコン。こちらの7倍もディスコン寸前と見えて叩き売りです。
前から気になってはいたのですが、さすがに参考価格の20kでは触手は伸びません、でも5k程度ならということで・・・

アルミの外装はなかなか良い質感です。シャンパンゴールドと外装のクリアコートは以前使っていたコンパクトカメラCONTAX Tシリーズを思いおこさせます。
光学系はこの口径ではクリアな見え味です。日中の風景を試しに覗いて見ましたが、明るく周辺まで比較的像の崩れは少ないです。
本機種は視度調整がありません。やはり7倍にもなりますと視度調整は欲しいところですが、この双眼鏡の主用途である観劇・コンサートなどでは問題はないでしょう。むしろ視度調整を省くことで手軽さが増しています。
フラット式のスライドによる目幅調整は少々慣れが必要ですね。またアイレリーフが長い割に見口がないので双眼鏡を顔から離した位置で保持することになって安定は悪いですが、まあ軽いので良しとしましょう。
ピント調整リングは指掛かりがなく高さもないため素早いピント合わせには向かないかもしれません。
この双眼鏡はフラット&コンパクトが売りなので、その点で見れば見え味も含め優秀です。

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TV-85 今晩の月(2017.7.31)

梅雨は明けたものの、なかなか晴れません。
久しぶりに雲の合間に月が顔をのぞかせましたが、気流が思いのほか悪かった。写真はモノクロ化しています。




TeleVue85 + UW9ミリ + Sony サイバーショットRX100
コリメート撮影 800*1200Pixel

ケンコー エクセレントスコープ(4)

さてさて、ケンコー エクセレントスコープの見え具合はいかがなものでしょうか。
地上の景色を見てみましたが、案外よく見えるというのが正直な感想です。

15倍、20倍、30倍の各アイピースを使ってみましたが、さすがに口径23ミリでは像自体は暗いのですが、中心部は色収差もなく十分にシャープです。月の大きなクレーター、木星のガリレオ衛星や土星の輪は見えそうです。アイピースの所為で周辺像は流れ、絞り環近くの像は青い色ズレが見られます。視野はどのアイピースも30度くらいで狭く、覗き穴から覗いているような感じです。アイレリーフは30倍アイピースでも裸眼なら十分です。

試しにタカハシのオルソ12.5、7、5ミリ(いずれもツァイスサイズ)で見ましたが周辺までとても整った像で色収差も感じられず極めてシャープです。

対物レンズの素性は良さそうなので、天体を見るのが待ち遠しいです(ここ数日あいにくの天気です)。

せっかくなので15倍のアイピースを使って、コリメート撮影をしてみました。手持ち撮影なのでカメラと望遠鏡の光軸は合っていませんがそこそこ写っています。
合成焦点距離は810ミリです。上が視界全体で、下が中心部をピクセル等倍にしたものです。
周辺がかなり流れていますが、眼視ではあまり気にはなりません。

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ケンコーエクセレントスコープ + 15倍アイピース + Sony サイバーショットRX100
手持ちコリメート撮影 ISO400

ケンコー エクセレントスコープ(3)

ケンコー エクセレントスコープのアイピースです。
差し込み部は16ミリと小径です。

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ダイアゴナルはミラーです。ミラーの板厚は薄そうで反射率もあまり高くはなさそうです。
アイピースは15、20、30倍です。対物の焦点距離220ミリから逆算するとアイピースの焦点距離は約15、11、7ミリということになります。
見かけ視界は30度ちょっとで、絞り環近くに色づきがあります。案外覗きやすいです。
同焦点アイピースです。コーティングはされていないようです。

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アイピース対物レンズ側です。つや消しはされていません。わかりにくいですがレンズは銅製のバネリングで押さえているだけのようです。1群2枚のレンズでしょうか?

ケンコー エクセレントスコープ(2)

ケンコー エクセレントスコープの細部です。
三脚の先端キャップ以外は総金属の外装です。ネジの嵌合はガタツキはなくしっかりしています。
Made in Japanのようですが、往年の総金属望遠鏡やカメラに比べると高級感(緻密感というべきか)はありません。20000円弱程度が販売価格のようです。

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対物レンズは口径23ミリ、焦点距離220ミリです。1面のみとは思いますがモノコーティングです。
鏡筒内には遮光環が2枚入っています。

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アイピースの差し込みは16ミリ径です。一般の望遠鏡アイピースよりずいぶん小径です。
ダイアゴナルは天頂ミラーです。
天頂ミラーのアイピース固定ネジを外すと24.5ミリサイズのアイピースがちょうど外側に被さります。

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ピント調整はラック&ピニオンです。ラックは接眼筒内側に付いています。接眼筒はラックの幅で切り欠いてあります、凝った作りです。
グリースなど油脂は使われていません。ハンドルが小さいのでピント調整には少し力がいります。

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架台部です。上下固定ネジと水平固定ネジです。上下は渋いです(ここも油脂は使われていません)。仰角はせいぜい40度で天頂には向きません。水平は軽い動きです。
上下、水平ともにネジを締めると視野がズレます。

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三脚棒はねじ込み式です。ネジ山が少し少ないようで頻繁な取りつけ取りはずしには不安があります。

ケンコー エクセレントスコープ(1)

某オークションでよく出ている品。
ケンコー エクセレントスコープ、真鍮製の望遠鏡です。
未使用品ということでポチってしまいました。
普通に見えます。
なかなか面白いモノなので連載します(笑)。

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Nikon 8cmアクロマート アイピース

今日もアイピースネタです。
Nikon 8cmアクロマートに付属していたツァイスサイズのアイピースです。
気に留めていなかったのですが、ロゴマークが二種類あります。
通常付属品のO-7、H12.5、H-25は「NK」で、カメラアダプター付属のK-25は「Nikon」です。
Web上の個人のHPで紹介されている1974年のニコン8cmのカタログでは「Nikon」になっているので1970-74年の間(当方の8cmは70年製)にロゴマークが変わったようです。
さらにそれ以前ですと「富士山マーク」とか「光学マーク」と呼ばれている絵が付いているようです。

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どのレンズもコーティングは単層です。H-25とK-25は木星など明るい天体を見ると、目からの反射光がチラチラと少し気になります。H-12.5は目をレンズに着くぐらい近づけないと視野全体が見渡せないですが目からの反射光はあまり気にならないです。二つのハイゲンスですがどちらも視野中心はとてもシャープです。
K-25、H-25の比較ではK-25の方が優れています。視野周辺まで良像で月を見ると落ち着いた見えとともに立体感と細かいクレーターがよく見えます。
O-7はさすがに視野周辺までキレ、コントラストいいです。ただ、中古でタカハシOr7に比べ5倍以上高価ですがその価格に見合うかというと?ではありますが、現在でも優れたアイピースの一つでしょう。(Nikon 8cmアクロマートを使っての見え)

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H-12.5はこんな風にバラせます。視野レンズはごく緩いカーブを描いているので、ミッテンゼーハイゲンスですね。レンズはかしめられています。視野環はスリ割でスリーブに止まり接着剤で数カ所固定されています。さすがに接着剤は劣化しており視野環が簡単に動きましたので新たに接着し直しました。

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O-7はこんな風にバラせます。プローセルとのことですがレンズはかしめられており、外側からは構成はわかりません(プローセルにしてはアイレンズの厚さが薄いような気はします)。視野レンズの方がアイレンズより径が大きいです。視野環は極薄板で懐が広く迷光処理は十分です。