今回は、「勝間光学」のGLORY双眼鏡 「HM10×40SK-D」の見え味について書いてみます。
【昼間の風景】
まず、覗いた瞬間に明るさを感じます。そして、ピント面が深い。これまで使っていたダハ式ではピントが結構シビアで被写体までの距離によって微妙なピント調整が必要でした。これは何台か使ったダハ式で共通に感じたので光学系によるものかもしれない。
解像感ですがポロ式のため中心部は非常に高い。視野70%ぐらいから像は大きく崩れる。見掛け視界が55度なのでもうちょっとがんばってほしいですが、手持ちでは見たいものは常に視野中心で捉えるのでさして問題ではないでしょう。三脚に固定してみる場合はちょっと気になるかもしれないです。
視野全体の色づきは少なく色収差も視野中心部では感じないです。視野端では被写体によっては緑色の色収差が見えることがあります。
像面の湾曲や歪曲のたぐいはよく抑えられているようで、長時間見ていても疲れないです。
【夕景】
とてもクリアです。眼鏡を使用するとわずかにクリアさが損なわれるぐらいクリアです。
水銀灯やナトリウム灯などの明るい光源でのゴーストはほとんど感じられませんがわずかに滲みが見られます。(ダハ式とは比べ物にならないくらい少ないです)。水銀灯はわずかに緑色の色収差が見られます。
【星空】
中心部は極めて尖鋭。像の昼間の景色を見たときと同じ感じ。周辺で渦を巻くとかの嫌な癖はないようです。
10倍と気持ち倍率が高いため夜空のバックグラウンドの締まりは良いですね。微光星が浮き上がってくる感じ。星の色はよくわかります。
眼幅によって星の点像の見え具合が結構変わるため、観望会などで人に貸す場合は注意が必要。
特にオプションのビノホルダーを使う場合はビノホルダーのネジを少し緩めないと眼幅の調整はできません(双眼鏡の中心軸を挟むようなビノホルダーの方が都合が良い)。
とにかく、価格を超える見え味です。
最近8倍モデルがマルチコート化されて再発売されていますが、倍率にこだわらないならこの8倍モデルの方が手ぶれが少なく扱いやすいと思います。
そうそう、写真のオプションの「ビノホルダー」はものすごく出来が良いです。しっかりしていて精密感もある。モノとしてこだわるならぜひ手に入れておきたいアイテムです。ただし、現在売り切れで再生産されれば即ゲットすべし。
再生産されたようで、2009年10月28日現在、8個在庫があるようです。(2009年6月22日記、一部加筆)

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